段取り・下準備 最終更新日: K.Matsuura

費用対効果の良いチラシの作り方! 事前の準備や検討すべきコツ!

チラシを作って販路の拡大、認知向上、集客したいと考えている方が多いと思います。ここでは、チラシを初めて作る方から経験が豊富な方まで、完成後の費用対効果が上がるための準備・用意の仕方や検討すべきポイントを分かりやすく解説いたします。
せっかくお金を払うのですから、コストパフォーマンスの良いチラシを作りましょう。

1.チラシを作る目的を明確にして制作者に伝えよう

まずは、目的を明確に!

何のためにチラシを作成したいと思っているのか?
この目的がシッカリしていないと、伝えるお客様も、制作する側も何となく…??? ということになってしまいます。大前提として目的がすでにあると思いますが、もう一度しっかり見つめ直してみましょう!

そしてその事を「デザイン担当者にしっかりと伝えましょう」。デザイン担当者もエスパーや神様ではないので、言葉で聞かないと分かりません。経験上ですが「数多くの案件をこなしていたら、大体分かっているだろう」と思われているお客様が多いように感じます。

お任せにしていると戦略性の方法性が乏しくなり、ありきたりなデザインや表現で目的に添わないチラシに仕上がってしまう恐れがあります。

「B to B向け」、「B to C向け」と大まかに2つに分かれますが大体は…

  • 今ある製品(サービス)を認知・価値を再構築したい
  • 新規来店者(新規顧客)を増やしたい
  • 既存顧客に新製品(新サービス)を認知させたい

大体は上記のような感じでしょうか!?
目的ごとに表現方法やデザインの方向性は変わります。
新規顧客獲得の場合は「割引などインセンティブ」を付けて大きく表現する。
製品・サービスの価値を再構築する場合は「機能・特長」を大きく訴求する。など方法は多種多様です。

目的をしっかり定めてから打ち合わせを行い、目指すべき、方向性を間違えないようにしましょう。

2.チラシの期待する効果・リターンを数値目標で検証する

チラシの配布方法と配布部数(分母)を勘案して数値目標を検証する!

一般的に多い、即効性を求めるセールスプロモーション型のチラシの場合、以下の要素をクロスして数値目標を考える必要があります。

A).製品(サービス)販売価格と、クロージング(契約)後の粗利単価

こちらは言わずもがな。キチンと確認しましょう。
あまりに安い売値と低粗利の場合はあまり、チラシには向いてません。
チラシの配布する部数に対して反響率が0.05%で元が回収できるくらいがボーダーラインかと思います。ただし、これはチラシに対しての絶対的な数値であり、反響のあったお客様が続けてリピーターやファンになってくれたり他のお客様を口コミで紹介してくれるなどもあります。(全体的・長期的な相対的な数値も考慮)
また、あくまで個人的な大まかな主観であり製品単価や粗利によっても変わってきます。

B)配布方法

・新聞折り込み広告
・ポスティングやダイレクトメール
・手渡し・ハンティング

自分たちで渡すか業者さんに委託するかの2つに分かれます。これによって印刷部数も変わってきますので、反響率や製品単価・粗利を考慮して考える必要があります。BtoBの営業マンによる既存顧客に対してのツールなら自分たちで配布して良いシーンもありますが、BtoCの場合だと分母を大きく広げないと期待する効果を望めない場合が多いです。

C)配布部数

配布方法を想定して部数を決定しましょう。また、商材やサービスによってエリア・地域属性(商圏・ターゲット)によっても勘案する必要があります。

D)チラシの販促にかかる費用

・制作費(デザイン料・コピーライティング費・写真撮影費)
・印刷費
・配布費

コピーライティングや写真を使うかどうかなど、プロにどこまで任すかによって費用は変わってきます。もちろん、プロに任すことによってクオリティーや期待するリターン効果の割合も変わってきます。

E)チラシの一般的な反響率(レスポンス)

ここが1番むづかしい所です。実際にはチラシをつくって検証してみないと分からないからです。
しかしながらある程度は仮説が必要なので、一般にならした反響率(レスポンス)でひとまず計算されては如何でしょうか?
一般的には、チラシの反響率は、0.01〜0.3%だと言われています。
この数字は目安であり、あまり信憑性がありません。高額なものは反響率が下がるし、価格が安いものや値引きなどのインセンティブを訴求したチラシは反響が上がります。

デザインのクオリティやコピーライティング、時期・タイミングなどによっても反響率は変動しますので、より慎重な数字設定が必要となります。

さらに言えば、1回だけでは赤字の商材やサービスであっても、リピート化やファンになってもらう事で利益が出れば良い場合も多いです。

・不動産の場合、モデルルームに見学にきてもらう(1回の単価が高い)
・美容室の場合、お店に来てもらう(ファンになってもらって再来店)
・健康食品の場合、お試ししてもらう(リピート化で定期購入)
・製品の場合、お試しやお問い合わせしてもらう(リピート化で再購入)

フロントエンドとバックエンドの設計ができているかどうか。
要するに商材やサービスがリピーター化になりうるかどうかです。
顧客生涯価値という観点からも考察する必要があります。

例えば4,000万円の分譲住宅のチラシの場合

60,000枚のチラシを配布したとします。その内の6人から問い合わせがあり、見学に来たとします。
チラシにかかった販促総費用が60万円かかっていたとしたら、一人頭の販促コストは10万円です。
見学者の中から、仮に1名が契約したとします。コンバージョン率は16%となり、顧客生涯価値は4,000万円です。
販促費用として60万円を投資したとして(原価や人件費は除く)4,000万円の売り上げが上がるのであれば、チラシの反響率が、0.01%(10,000枚に1名)でも、大きな効果があると言えます。

例えば月額6,000円のスポーツジムチラシの場合

20,000枚のチラシを配布したとします。その内の5人から問い合わせがあり、体験に来たとします。
チラシにかかった販促総費用が20万円かかっていたとしたら、一人頭の販促コストは4万円です。
体験者の中から、仮に2名が契約したとします。コンバージョン率は40%です。顧客生涯価値はいつ退会するか分からないので1年間の契約と考えて計算します。
(2名×月額6,000円)×12ヶ月=144,000円で赤字です。
この時のチラシの反響率は0.01%です。
しかし、反響率が0.03%の場合はどうでしょうか?
契約者数が6名となります。
(6名×月額6,000円)×12ヶ月=432,000円となり黒字です。

原価・人件費や粗利率などによって黒字化のラインは変わりますが、ある程度の数値目標を考えて配布方法や配布部数、インセンティブの有無やデザインの方向性を考えていく必要があります。

1番重要なのが「反響率をあげる事」になってきます。
その為にはチラシに盛り込む内容や文言・デザインのクオリティーが重要になってきます。

3.製品・商材・サービスの強みを明確に伝える

チラシに掲載すべき、「強み」をきっちりと精査

商品・商材・サービスの「一番の強み」「競合との違い」「他と差別化したい事」を、必ず制作担当者に伝えましょう。担当者は、あくまでも「デザインや表現のプロ」であって、御社のサービス内容についての理解度は現時点では素人レベルです。
誌面には限りがありますので、訴求したい情報の優先順位の整理も重要です。
検討した情報と強みを資料などを添えて、しっかりと担当者に伝えください。デザイナーは広告表現のプロとはいえ、強みや内容が分からなければ曖昧な表現でしかデザインを作れません。

チラシの効果を最大化させるためには、「商材のプロ」であるあなたと「表現のプロ」であるデザイナーの深い相互理解が必要です。

ゴール設定もきちんと設定

商品や商材・サービス、「B to B向け」、「B to C向け」によってゴール設定も異なります。
例えばゴール設定を「問い合わせ」(電話・FAX・メール・ホームページ)にするのか、小売店や箱物サービスの場合は、クーポンインセンティブを付けての来店を訴求するのか。
あなたの商材やサービスによって戦略的に考えてみましょう。
また、ホームページがしっかりとある場合はホームページに誘導してお問い合わせフォームからの「問い合わせ」も選択肢の一つに加えてあげるなど、問い合わせの選択肢は多い方がユーザービリティに優れていて、反響率の向上にもつながります。

可能であれば「ラフ案」をつくってみる

もし参考になるような構成案があれば、ぜひ伝えましょう。
ラフ案を用意するかしないかで値段が変わることがあります。そのため、ラフの有無を伝えることは、より正確な見積もり作成につながります。
「ラフ案」というのは、レイアウトが分かるような簡単な構成案です。手書きでも、Wordで簡単につくっても大丈夫です。
ラフ案があるとデザイナーの負担が軽減され、詳しく内容を精査してくれるので、レイアウト構成の再構築など様々な要素がブラッシュアップされ、最終的な効果も拡大される期待がかなり高まります。

4.チラシ制作のデザイン会社をきめましょう

デザイン会社はピンからキリまで

ここまでくると後は実際にチラシをどこの会社に依頼するのか検討する段階になります。
デザイン会社は費用とクオリティに関してピンからキリまで存在します。
デザインのクオリティーは費用と比例します。

特に単価が高い商材やサービスほどデザインのクオティーは重要となります。その辺りも考慮してデザイン会社の選定を検討してみてください。初期投資の費用は安いに越した方が良いですが、チラシを作ったは良いがデザインのクオリティが今イチで反響が少なくお金をドブに捨てることになってしまっては、本末転倒となってしまいます。

チラシ制作に関わるデザイン費用は以下の3つに分けられます。

「デザイン制作費」「コピーライティング費」「写真撮影費」

「デザイン制作費」について

上記の全てが必要と言うわけではありませんが、「デザイン制作費」は必ず、必要となってきます。

「コピーライティング費」について

コピーライティングは文章を作るのが苦手な方やエンドユーザーに伝えたいことを編集や纏める事が苦手な方向けのサービスです。商材やサービスによって変わってきますが、セールスコピーやイメージコピーを駆使して言葉で伝える訴求力を最適化します。
アテンション(興味喚起)からゴール設定までのストーリー設定も施します。
商材・サービスにもよりますが、端的に機能や性能を訴求する場合は必要が無い場合も多々あります。
担当者と相談してみてください。

「撮影費」について

写真のクオリティーはデザインにおいて非常に重要です。お手元に撮影した写真データが無い場合はぜひ、撮影もご検討ください。
写真が持つ訴求力はコピーライティングのチカラよりも非常に重要になってきます。なぜなら人は0.5秒でその情報が自分に必要かどうかを判断するからです。
戦略が素晴らしく、デザインも文章も高品位だったとしても写真のクオリティが低く、マッチしていなければ反応を上げることがむづかしくなる場合もあります。
また、撮影した写真はチラシ以外の販促物にも色々と2次利用もできます。(ホームページや会社案内)写真データは財産のひとつになります。

会社によってチラシのデザイン料金はバラバラ!?

デザイン会社によって価格が違う理由は、ずばり「かかっているプロセス(時間&作業量)」の差になります。どこまでの工程を制作会社が担うのかによって、かかる時間=人件費が変わってきます。デザイン、コピーライティング、写真撮影などです。
当然、工程が少ない方が人件費を抑えられるので価格は安くなります。
またスタッフのスキルによってもかかる費用単価が変わってきます。
激安価格のところは、考える時間や作業に費やす時間が少ないため、やっつけ感のあるデザインが多いのが印象です。
例えば、髪の毛をきる際に10分簡易カットのお店に行き、仕上がりを本格的な美容室なみのクオリティーにと提案をお願いするのは無理があります。

デザインのクオリティーは費用と比例します。しかしながら、高いからといって必ずしも安心というわけではありません。会社によっては、理由もなく高い場合があります。
この場合が一番まずく、高い料金を払ったのに、品質もマーケティングもよくないという最悪の状態になってしまいます。

ホームページから過去のデザイン実績と費用感をキチンと精査してみたり、担当者と直接話を聞いて見積を出してもらうなどして適正な価格で制作をしてくれるパートナーを探す必要があります。
また、担当者とのフィーリングや制作会社の想いや理念もひとつ重要な要素になります。

ちなみに弊社のチラシ制作に関する参考価格

・デザイン費(A4サイズ両面の場合) ¥74,000〜¥90,000くらい
・コピーライティング費(A4サイズ両面の場合) ¥30,000〜
・撮影費(1カット/物撮りカット) ¥5,000〜
・撮影費(1カット/集合やイメージカット) ¥8,000〜

ご予算に応じたご相談も可能です。どのような事でもお気軽にご相談ください。


また、チラシにかかる制作費のコストパフォーマンスに関する解説をコチラでも説明しております。
ご参考になれば幸いです。
https://www.now-net.co.jp/consultation.html